注意!!
これはキララク←ミア、学園ものです。
管理人2人の妄想で作られた産物といえるでしょう。
ラク←ミアなんて嫌だわ。キラが黒いなんて嫌だわ。
それどころか学園物?!
と思う方は先へ進みませんよう……。
ですが、大丈夫、むしろオッケイ、という方はスクロールさせてくださいませ。
苦情は受け付けかねますので、十分にお気をつけください。
「ラクス様! おはようございます!!」
「あら、ミーアさん、おはようございます」
かければ帰ってくる声。その中に混じる自分の名前。
さらには綺麗な笑み。
なんて幸せなことなんだろう、とミーアは思った。これだけで一日幸せに過ごせそうだ、と。
だが、そこで目の端に入ってしまった男を見て、そんな気持ちが沈む。
「やあ、おはよう。ミーア・キャンベルさん」
そんな気分にさせてくれる男とは、さわやかに声をかけてくるキラ・ヤマトのことだ。
だが、ミーアはそんな笑顔が胡散臭く感じられてしょうがなかった。
言ってしまえば腹黒に見える、ということなのだが。
「どうかした?」
ミーアが考え事をしていたこともあってか、キラがなお声をかける。
だが、ミーアにはそれ自体が胡散臭く見えて仕方がない。それでも、顔が引きつるのを抑える。
なんといってもラクスはキラのことを一番、と言っていいほど信用している。ここで手を抜くわけには行かないのだ。
「いえ……なんでもないです。おはようございます。ヤマト先輩」
にっこりと顔に貼り付けたような笑いを返すと、そう、とキラも引き下がった。
……ように見えたのだが。
「ラクス、行こうか? そろそろHR始まっちゃうよ」
「あら。まあ、本当ですわ」
まるでミーアへのあてつけのようにラクスを連れて行こうとするのだ。気のせいかキラの笑みには黒いものが混じっているように感じられる。
「では、ミーアさん……」
ラクスもそう言ってミーアから離れていこうとする。
確かにHRが始まってしまうような時間であるし、仕方がない、のだが。
(今日の私は、違うわ!)
ミーアは一人、心の中で呟くとラクスに駆け寄った。
「あの、靴箱のところまで一緒に言ってもいいですか?」
「え……?」
ラクスが戸惑うような表情を見せる。
(よしこれはいける!)
そう思った瞬間だった。
「ダメだってラクス」
キラの声がそれを断ち切った。
しょうがないな、という顔でラクスを見ている。
「ラクス、だって、キャンベルさんは違う校舎じゃないか。このままついてきたらHRに遅れちゃうよ」
「あら、まあ……そうでしたわね」
「あの……でも……」
ミーアとしてはそれでもいい、むしろラクスといられるならそれを望んでいるくらいなのだ。
口をぱくぱくとさせ、どうにか良い言い訳を発しようと思ったのだが、そんなこと急にはできるはずもなく。
「では……ミーアさんも遅れないように……」
そういってラクスは背を向けてしまった。
その隣にはこちらを向いて不適に笑うキラの姿。周りの人にはそうは見えないのだろうが、ミーアには違う。もちろん、キラとしてもその気は十分で、そう見えるのも仕方のないことなのだが、ミーアを嘲っているようにしか見えなかった。
「はい! また!」
それでもラクスには条件反射からの笑顔を向ける。
それでも、ラクスの方を抱き、去って行くキラを見て。
「な! ……あいつ! また……!!」
小さく怒りを叫び、負け犬よろしく2人の後姿を見続けることしかできないミーアがいた。
(なんなのよ! キラ・ヤマト!!)
そう一瞬だけ獲物を差すような鋭い視線をキラに向けた。
ただ、もちろんのこと、その後の視線はラクスのみに向けられていたのだが……。
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あとがき?
えと、苦情は受け付けかねます。
ただそんな気分だっただけなんです。ラクミアを書きたかったんです。
すみません……。